後生気(読み)ごしょうぎ

精選版 日本国語大辞典 「後生気」の意味・読み・例文・類語

ごしょう‐ぎ ゴシャウ‥【後生気】

〘名〙 (形動) 死後安楽を願う心。また、功徳となる慈悲深い気持、性格をもっているさま。
浮世草子世間娘容気(1717)一「欲のふかひあるじ夫婦も何となくむじゃうに後生(ゴシャウギ)になって」

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デジタル大辞泉 「後生気」の意味・読み・例文・類語

ごしょう‐ぎ〔ゴシヤウ‐〕【後生気】

[名・形動]後生の安楽を願う心。来世の安楽の種になるような功徳くどくをしたいと思う気持ち。後生心ごころ。また、その心持ちであるさま。「後生気を起こす」
「―なところを頼んで、泊めてもらはしゃれ」〈浄・伊賀越

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