後藤楢根(読み)ゴトウ ナラネ

20世紀日本人名事典 「後藤楢根」の解説

後藤 楢根
ゴトウ ナラネ

昭和期の児童文学者 日本童話会会長;日本子どもの歌の会会長。



生年
明治41(1908)年2月2日

没年
平成4(1992)年1月29日

出生地
大分県大分郡挟間町

本名
二宮 楢根

学歴〔年〕
大分師範〔昭和3年〕卒

主な受賞名〔年〕
モービル児童文化賞(第1回),吉川英治賞(第2回)〔昭和43年〕,児童文化功労者(第22回)〔昭和55年〕

経歴
少年時代から「赤い鳥」などの児童誌に投稿し、大分師範卒業後小学校教諭となる。その間新興日本童謡詩人会を創立、また「童謡詩人」を創刊して主宰。昭和15年上京し、毎日新聞社映画部に入り、18年大日本映画教育会主事となる。上京後、児童文学を書き始め、21年日本童話会を創設し、「童話」を創刊。著書に「光りに立つ子」「村童日記」「千里眼物語」などがあり、43年それまでの業績で吉川英治賞を受賞した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「後藤楢根」の解説

後藤楢根 ごとう-ならね

1908-1992 昭和時代の児童文学者。
明治41年2月2日生まれ。小学校教師をつとめるかたわら童謡運動をすすめる。のち児童映画を製作。昭和21年日本童話会を設立,機関誌「童話」を創刊し,新人作家の育成につくした。41年モービル児童文化賞,43年吉川英治文化賞。平成4年1月29日死去。83歳。大分県出身。大分師範卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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