デジタル大辞泉
「徒になる」の意味・読み・例文・類語
徒にな・る
1 役に立たなくなる。むだになる。
「いかにしてか―・り給ふまじきわざはすべからむ」〈源・少女〉
2 死ぬ。はかなくなる。
「この君の世に惜しまれて―・り給へば」〈宇津保・国譲中〉
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いたずら【徒】 に なる
① 期待されたような
結果にならないままに終わる。役に立たなくなる。むだになる。だいなしになる。
② 死ぬ。また、生きていても仕方がないような
状態になる。
※
伊勢物語(10C前)二四「あひ思はで離
(か)れぬる人をとどめかねわが身は今ぞ消えはてぬめる、と書きて、そこにいたづらになりにけり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報