徒の人(読み)ただのひと

精選版 日本国語大辞典 「徒の人」の意味・読み・例文・類語

ただ【徒】 の=人(ひと)[=者(もの)]

  1. ① なみの人。つねの人。常人。古くは、公卿殿上人など高貴な人でない者をさしていう。
    1. [初出の実例]「所の雑色、ただの人の子どもなどにて、殿ばらの侍に、四位五位の司あるが下にうちゐて」(出典:枕草子(10C終)八八)
  2. ② 専門家に対して、一般の人。
    1. [初出の実例]「博士の人々は四韻、ただの人は、大臣をはじめ奉りて、絶句作り給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)
  3. ③ 僧侶に対して、俗人。
    1. [初出の実例]「僧共など数(あまた)金を打ち、念仏を唱へ、只の人共も多くして来る也けり」(出典:今昔物語集(1120頃か)二七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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