徒名草(読み)あだなぐさ

精選版 日本国語大辞典 「徒名草」の意味・読み・例文・類語

あだな‐ぐさ【徒名草】

〘名〙
① (はかなく散り急ぐところから) 「さくら(桜)」の異名。あだざくら。《季・春》
蔵玉集室町)「あたな草いかなる人の植おきてかかるうき世に散るをみすらん」
色好みの浮気な人。
※雑俳・冬木立(1731)「袖吹や男うはさの仇名草」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「徒名草」の解説

徒名草 (アダナグサ)

植物。バラ科サクラ属の落葉高木の総称。サクラの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android