徒奉公(読み)かちぼうこう

精選版 日本国語大辞典 「徒奉公」の意味・読み・例文・類語

かち‐ぼうこう【徒奉公】

  1. 〘 名詞 〙 徒侍(かちざむらい)となって仕えること。おかちぼうこう。
    1. [初出の実例]「お供さきに手を振りし、跣(すあし)はだしの徒歩奉公(カチボウコウ)」(出典浄瑠璃井筒業平河内通(1720)三)

いたずら‐ぼうこういたづら‥【徒奉公】

  1. 〘 名詞 〙 堅気(かたぎ)でない奉公。水商売妾奉公(めかけぼうこう)
    1. [初出の実例]「蓮葉女といふいたづら奉公つとめ」(出典:浮世草子・世間娘容気(1717)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android