徒然草抄(読み)ツレヅレグサショウ

デジタル大辞泉 「徒然草抄」の意味・読み・例文・類語

つれづれぐさしょう〔つれづれぐさセウ〕【徒然草抄】

江戸前期の注釈書。13巻。加藤盤斎著。寛文元年(1661)刊。兼好伝記巻頭に置き、徒然草の仏教思想を中心評釈を加えたもの。盤斎抄。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徒然草抄」の意味・読み・例文・類語

つれづれぐさしょう‥ぐさセウ【徒然草抄】

  1. 江戸前期の注釈書。一三巻。加藤盤斎著。寛文元年(一六六一)刊。「徒然草」に関し、精密な語注を施し、作品中の仏教思想を中心として評釈を加えたもの。各段の接続様態に着目し、来意説を唱えたことで知られる。盤斎抄。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android