デジタル大辞泉 「徒野」の意味・読み・例文・類語 あだし‐の【徒野/仇野/化野】 京都市右京区嵯峨、小倉山の麓の野。中古、火葬場があり、東山の鳥辺野とりべのと併称された。名は「無常の野」の意で、人の世のはかなさの象徴としても用いられた。[歌枕]墓地。「暁、灰よせなりとて、おのおの卯木うつぎの箸折りて、―にむかふ」〈父の終焉日記〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例