従業員援助プログラム(読み)ジュウギョウインエンジョプログラム(その他表記)employee assistance program; EAP

デジタル大辞泉 「従業員援助プログラム」の意味・読み・例文・類語

じゅうぎょういんえんじょ‐プログラム〔ジユウゲフヰンヱンジヨ‐〕【従業員援助プログラム】

イー‐エー‐ピー(EAP)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「従業員援助プログラム」の意味・わかりやすい解説

従業員援助プログラム
じゅうぎょういんえんじょプログラム
employee assistance program; EAP

企業が,従業員のかかえている精神的ストレスアルコール依存症薬物依存症を外部機関の手によって治療する制度。アメリカでは,1988年に職場薬物汚染防止法を発効させ,そのなかEAPの採用を勧告した。これは対麻薬戦争の一環であったが,今日では精神保健のためのプログラムとなって,産業界に広まっている。従業員やその家族への精神保健教育の提供,精神科医ソーシャルワーカーによるカウンセリング弁護士による法律相談,専門医療機関の紹介といったサービスを,企業が EAP専門会社と契約して提供するというもの。プライバシーは厳重に守られ,費用は,原則として全額会社負担となっている。

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