従軍行(読み)じゅうぐんこう

精選版 日本国語大辞典 「従軍行」の意味・読み・例文・類語

じゅうぐんこう‥カウ【従軍行】

  1. 〘 名詞 〙 中国の古典詩の楽府題(がふだい)一つ。相和歌辞、平調曲で従軍の苦しみをうたったもの。魏の左延年に始まるとされ、後に、楽府の一形式になった。苦哉従軍行。
    1. [初出の実例]「従軍行、駒にのり暁はやくわがくれば折れたる太刀に霜おきにけり」(出典:萩之家遺稿(1904)〈落合直文〉従軍行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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