御供御(読み)おこご

精選版 日本国語大辞典 「御供御」の意味・読み・例文・類語

お‐こご【御供御】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語。「おくご(御供御)」の変化した語 ) 昼食もと天皇にさしあげる内々の食事をいう女房詞。のち、一般にも用いられ広く食事をさしていったが、昼食にかぎられるようになった。多く女性が用いた。
    1. [初出の実例]「上らふよりおここまいる」(出典:御湯殿上日記‐天正三年(1575)正月二六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android