御免下(読み)ごめんください

精選版 日本国語大辞典 「御免下」の意味・読み・例文・類語

ごめん‐ください【御免下】

連語〙 (助動詞「ます」の命令形「ませ(まし)」を付けていっそう丁寧に表現することもある)
① 許しを請う時に言うことば
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「お気に障ったら真平御免下さい」
他家を訪問した時の呼びかけのことば。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)二「御めんくださいませ。〈略〉宿帳を附ます」

ごめん‐くだされ【御免下】

〘連語〙 (助動詞「ます」の命令形「ませ(まし)」を付けていっそう丁寧に表現することもある)
※咄本・茶の子餠(1774)麁相「只今のぶ調ほう、御めん下されませ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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