御入用橋(読み)ごにゅうようばし

精選版 日本国語大辞典 「御入用橋」の意味・読み・例文・類語

ごにゅうよう‐ばしゴニフヨウ‥【御入用橋】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代江戸府内で、幕府負担において普請した橋。大坂では、公儀橋といった。江戸では城の内外郭の橋をはじめ、両国橋新大橋日本橋京橋など約百二十数橋。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の御入用橋の言及

【橋】より

…61年(寛文1)に幅4間,長さ94間の両国橋,93年(元禄6)に新大橋,98年に永代橋が架けられている。江戸の橋は幕府の費用で修築維持される御入用橋と,町人の維持による町橋とがある。幕府の財政難が深刻になると橋維持が重荷となり,1736年(元文1)には両国橋,永代橋,新大橋,日本橋,京橋など主要道路に架けられた御入用橋を町人の定請負制として出費を抑え,永代橋は普請料の名で銭1文の渡橋銭を徴収することにしている。…

※「御入用橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む