御厨神社(読み)みくりやじんじや

日本歴史地名大系 「御厨神社」の解説

御厨神社
みくりやじんじや

[現在地名]松阪市本町

坂内さかない川右岸にある。祭神は建速須佐之男命ほか八柱。旧郷社。「権輿雑集」に引く御厨天王の社伝に「当社ハ飯高郡平生伊勢内宮の御厨所に奉祭神にて、かま呂岐の神と号して素戔嗚尊の荒魂なり」とみえ、飯高いいたか平生ひらお御厨より移し祀ったものとする。移転の時期は天正年間(一五七三―九二)とするが、初めはほん町津島屋彦市裏に鎮座し、後に現社地に再移転されたとする説をも引く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android