御吉野(読み)みよしの

精選版 日本国語大辞典 「御吉野」の意味・読み・例文・類語

み‐よしの【御吉野】

  1. [ 1 ] 地名吉野」をいう美称
    1. [初出の実例]「三吉野(みよしの)の 耳我の嶺に 時なくそ 雪は降りける」(出典万葉集(8C後)一・二五)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 香木の名。分類伽羅(きゃら)香味は辛苦酸甘。六十一種名香の一つ。
    1. [初出の実例]「新渡之名香。可拝領候。〈略〉近比三芳野・逍遙・沼水等、賞翫之由聞候」(出典:新札往来(1367)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 みよし 名詞 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む