香味(読み)コウミ

デジタル大辞泉 「香味」の意味・読み・例文・類語

こう‐み〔カウ‐〕【香味】

飲食物のかおりと味。「ぶどう酒香味を試す」「香味野菜」
[類語]味わい五味風味持ち味フレーバー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「香味」の意味・読み・例文・類語

こう‐み カウ‥【香味】

〘名〙
① においとあじわい。飲食物のにおいと味。また、ある物のおもむきや雰囲気(ふんいき)。きょうみ。
※性霊集‐四(835頃)献柑子「如星如玉黄金質。香味応堪実簠簋」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七「仏蘭西学者の香味を帯びて」 〔杜甫‐孟倉曹歩趾領新酒醤二物満器見遺詩〕
② 香道で、香木の香りの味わいを味覚になぞらえた表現。甘酸辛苦鹹(かんさんしんくかん)の五味で表現し、略号訓読みに従い「アスカニシ」を用いる。「こうのあじ」ともいう。

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普及版 字通 「香味」の読み・字形・画数・意味

【香味】こうみ

芳香の味。

字通「香」の項目を見る

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栄養・生化学辞典 「香味」の解説

香味

 →風味

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