御器所村(読み)ごきそむら

日本歴史地名大系 「御器所村」の解説

御器所村
ごきそむら

[現在地名]昭和区吹上ふきあげ町・御器所・鶴舞つるま町・吹上・あけぼの町・狭間はざま町・鶴舞山脇やまわき町・北山本きたやまほん町・阿由知あゆち通・広瀬ひろせ町・雪見ゆきみ町・北山町・鶴羽つるは町・小桜こさくら町・御器所通・紅梅こうばい町・天神てんじん町・明月めいげつ町・松風まつかぜ町・若柳わかやぎ町・恵方えほう町・池端いけばた町・出口でぐち町・広池ひろいけ町・丸屋まるや町・広見ひろみ町・永金えいきん町・滝子たきこ町・滝子通・村雲むらくも町・円上えんじよう町・白金しらかね福江ふくえ

城下町続の前津小林まえづこばやし(現中区)の東の台地上に開けた大村。北部には、八幡山はちまんやま古墳・一本松いつぽんまつ古墳などがあり、これが御器所台地の西縁にあたる。「吾妻鏡」文治六年(一一九〇)四月一九日の「造太神宮役夫工米地頭未済事」に「尾張国松枝保御器所長包庄」とあるのを初見とし、村名の由来は、熱田社へ「土器かわらけ」を貢進したためという(熱田御祭年中行事記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報