御園町
みそのちよう
[現在地名]岐阜市美園町
岐阜町と名古屋を結ぶ街道沿いに南北に延びる両側町。上加納村の内で、寛政六年(一七九四)の岐阜町絵図に「加納領御園町」とみえる。北は小熊村の内の鉄屋町に至る。天明三年(一七八三)加納藩によって分郷されたが(「上加納村明細記」岐阜市史)、町並は以前より成立していた。「新撰美濃志」は「太神宮の御園の名が残る」として、「神鳳鈔」に「惟加納七十六町三段余」と記される旧地とする。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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