御座えす(読み)ござえす

精選版 日本国語大辞典 「御座えす」の意味・読み・例文・類語

ござえ・す【御座】

  1. 〘 自動詞 サ行特活 〙 近世後期、江戸岡場所で多く用いられた語。
  2. [ 一 ] 「ある」の丁寧語ございます。あります。
    1. [初出の実例]「いもうとがふたありござへす」(出典:洒落本・娼註銚子戯語(1780))
  3. [ 二 ] 補助動詞「ある」の丁寧語。ございます。あります。
    1. [初出の実例]「今夜はあったかで、ござへすねへ」(出典:洒落本・寸南破良意(1775)年季者)

御座えすの補助注記

「ございます」の変化したものとする説と、「ございやす」が変化したものという二説がある。活用は「ございます」に同じ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む