御影山(読み)みかげやま

精選版 日本国語大辞典 「御影山」の意味・読み・例文・類語

みかげ‐やま【御影山・御蔭山】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 神や天皇恩徳がこもっている山。また、その恩徳を山にたとえた語。
      1. [初出の実例]「神領所々御影山者、〈略〉一条入道太政大臣家〈藤原公経〉重而被下知畢」(出典:出雲神社古文書(千年山集所引)天福二年(1234)三月二三日・北条家下文(古事類苑・神祇八八))
    2. 御影石を産出する山。
      1. [初出の実例]「によっと出たる石のおほきさ これはさてさやけし月のみかけ山〈重供〉」(出典:俳諧・新続犬筑波集(1660)三)
  2. [ 2 ] ( 御影山 ) 兵庫県神戸市東灘区御影町付近の山。六甲山地の南斜面。御影石の産地

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android