藤原公経(読み)ふじわらの きんつね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原公経」の解説

藤原公経(1) ふじわらの-きんつね

?-1099 平安時代中期-後期官吏
藤原成尹の子。母は源光忠の娘。成尹の叔父藤原重尹(しげただ)の養子主殿頭(とのものかみ),河内守(かわちのかみ)などをつとめ,従四位上にいたる。吟詠をこのみ,書をよくした。歌は「後拾遺和歌集」に1首。承徳(じょうとく)3年7月23日死去。

藤原公経(2) ふじわらの-きんつね

西園寺公経(さいおんじ-きんつね)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「藤原公経」の意味・わかりやすい解説

藤原公経 (ふじわらのきんつね)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の藤原公経の言及

【西園寺公経】より

…鎌倉前期の公卿。鎌倉幕府との強い結びつきを背景に,承久の乱以後絶大な権勢を誇った。西園寺家は藤原氏北家閑院流,権中納言通季を祖とし,公経はその曾孫。西園寺の家名は,公経が1224年(元仁1)に京都北山の地(現在,鹿苑寺金閣のあるあたり)に西園寺を造営して移り住み,西園寺殿と称されたことに由来する。公経と幕府との結びつきは,公経が源頼朝の妹婿一条能保の女をめとったことに始まり,源実朝の死後には,公経が養育していた外孫九条三寅(後の頼経)を将軍後継者として鎌倉に下らせた。…

※「藤原公経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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