日本歴史地名大系 「御影淵」の解説 御影淵みかげふち 和歌山県:田辺市糸田村御影淵[現在地名]田辺市稲成町秋津(あきづ)川の下流大(おお)川(現会津川)の右河岸にあった広さ五坪ほどの淵。鑑淵(かがみがふち)の異名がある。弘法大師がこの淵に影を映し、自像を作ったという伝えがある。元禄年間(一六八八―一七〇四)の「紀南郷導記」はその木像が今も勧修(かんしゆう)寺(現高山寺)に安置されていると記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by