御情(読み)おなさけ

精選版 日本国語大辞典 「御情」の意味・読み・例文・類語

お‐なさけ【御情】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 目上の人からの特別の愛情寵愛。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「御情がいく夜つもって里へふち」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八下)
  3. 哀れみ。思いやり。
    1. [初出の実例]「お情に其御札を剥(はが)してくださいましといふから」(出典怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む