御慮外(読み)ごりょがい

精選版 日本国語大辞典 「御慮外」の意味・読み・例文・類語

ご‐りょがい ‥リョグヮイ【御慮外】

〘名〙 (形動) (「ご」は接頭語) 相手のぶしつけな、または、意外な態度やことばを、さげすんだりからかったりしていう語。予想外。無礼。
※歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)二番目「『ちょっと撫でつけてあげうか』『エエ、御慮外(ゴリョグヮイ)ぢゃわいな』」

お‐りょがい ‥リョグヮイ【御慮外】

〘名〙 (「お」は接頭語。「慮外」を丁寧にいう語) 思いがけないこと。失礼。ぶしつけ。
洒落本・面美知之娌(1789‐1802頃)一「お吉さんおりょけへながらと盃をだす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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