御料平遺跡(読み)ごりようだいらいせき

日本歴史地名大系 「御料平遺跡」の解説

御料平遺跡
ごりようだいらいせき

[現在地名]早川町千須和 御料平

早川左岸の標高三三〇メートルの河岸段丘上に所在する。昭和五〇年(一九七五)から同五一年にかけて町誌編纂のため発掘調査された縄文時代中期の配石遺構。集積遺構三基・列石遺構二基・組石土坑一四基・土坑一基を検出している。時期的には九号組石土坑を曾利I―II式、終末を三号集積の曾利V式に置くことができ、中心は曾利III―IV式期である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 出土 岩盤 石錘

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android