御湯殿上(読み)おゆどののうえ

百科事典マイペディア 「御湯殿上」の意味・わかりやすい解説

御湯殿上【おゆどののうえ】

平安宮内裏(だいり)の清涼殿の西側北端にあったとされる部屋近く御湯殿に奉仕する女官詰所。単に御湯殿と呼ぶ場合もあった。《御湯殿上日記》は女官が当番で記した職掌日記で,1477年から1826年までが伝存。内裏内側からの宮廷生活の記録

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世界大百科事典(旧版)内の御湯殿上の言及

【清涼殿】より

…〈北廂〉は東西3間,南北1間,北廊を経て滝口陣,承香殿や弘徽殿に通じる。西廂は南北9間,東西1間,北寄り第1間は〈御湯殿上〉で,簣の子を隔て西にある御湯殿で御湯を天皇に奉仕する女房の詰所である。第2間は〈御手水間(おちようずのま)〉,ついで〈朝餉間(あさがれいのま)〉と続く。…

※「御湯殿上」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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