御物上(読み)おものあがり

精選版 日本国語大辞典 「御物上」の意味・読み・例文・類語

おもの‐あがり【御物上】

  1. 〘 名詞 〙 以前貴人の持ち物として愛されたもの。一時は貴人の寵愛を受けたもののなれのはて
    1. [初出の実例]「上意を以て隅からすみまて 御物あかり今は毛抜や恨むらん」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二四)

ごもつ‐あがり【御物上】

  1. 〘 名詞 〙 小姓から生い立ったこと。また、小姓から取り立てられた者。小姓あがり。
    1. [初出の実例]「なひかする御もつあかりの松の丞 角はいれてもつけさしならは」(出典:俳諧・西鶴大句数(1677)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む