御用取次(読み)ゴヨウトリツギ

デジタル大辞泉 「御用取次」の意味・読み・例文・類語

ごよう‐とりつぎ【御用取次】

江戸幕府職名将軍居室御用部屋との間にあって取り次ぎをした役。側衆そばしゅうから選ばれた。

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精選版 日本国語大辞典 「御用取次」の意味・読み・例文・類語

ごよう‐とりつぎ【御用取次】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府の職制一つ老中の下に属する御側衆(おそばしゅう)うちの三名。将軍と老中の取り次ぎの役を受けもった。〔職掌録(18C中‐後)〕

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世界大百科事典(旧版)内の御用取次の言及

【側衆】より

…81年(天和1)側用人創設までは将軍側近最高の役であった。1716年(享保1)8代将軍吉宗は側用人を置かぬ代りに,側衆の中に御用取次の役を設け,その後常置の役となった。昇進コースは多様であるが,概して大番頭,留守居,小姓組番頭,書院番頭などを経て昇る者が多く,享保期をすぎてから奥詰,奥勤から昇る者が増加する。…

※「御用取次」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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