御番所山(読み)ごばんしよやま

日本歴史地名大系 「御番所山」の解説

御番所山
ごばんしよやま

牡鹿半島(遠島)の最南端、黒(くろ)崎の最高所で、標高一八七・八メートル、磯から一挙にせりあがる形の高丘である。仙台藩の唐船番所が置かれたため、その名がある。丘上に立つと、東に間近く金華山(きんかさん)、西には網地(あじ)島を控え、南方は大海原の壮大な眺望をほしいままにすることができる。この辺りの外洋を航行する船舶も金華山とともに、この高丘をもって陸影を確認する要点としてきた。明治末期、鮎川(あゆかわ)港が沿海捕鯨漁業の基地として発展してからも、捕鯨船帰港の目標としての関心が強かったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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