鮎川(読み)あゆかわ

精選版 日本国語大辞典 「鮎川」の意味・読み・例文・類語

あゆかわ あゆかは【鮎川】

姓氏の一つ。

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デジタル大辞泉 「鮎川」の意味・読み・例文・類語

あゆかわ〔あゆかは〕【鮎川】

姓氏の一。
[補説]「鮎川」姓の人物
鮎川義介あゆかわぎすけ
鮎川哲也あゆかわてつや
鮎川信夫あゆかわのぶお

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日本歴史地名大系 「鮎川」の解説


あくいがわ

名西みようざい神山かみやま上分奥屋敷かみぶんおくやしきを源流とし、御荷鉾構造線に沿って神山町内を北東へ縦断して流れ、徳島市北西部を北東流して同市不動東ふどうひがし町五丁目・春日かすが町付近で吉野川に合流する。延長約四二・九キロ、流域面積一九八・七平方キロの一級河川。途中神山町内で神通谷じんつうだに川・野間谷のまだに川・鬼籠野谷おろのたに川など、徳島市内で船戸谷ふなとたに川など、吉野川との合流点近くで飯尾いのお川が合流する。「阿波志」には「有郡鮎食祠因名」とあるが、川名の由来は不明。「あ」は湿地、「くい」は「崩るくえる」をさすとする説もある。現在の神山町にほぼ相当する上流域をさす中世の大粟おおあわ谷や近世の上山かみやまにちなんだ大粟川・上山川などの別名がある。地質構造上、秩父帯・三波川帯からなる上流域には地滑り地帯が広く分布し、神山町神領じんりよう広野ひろのには盆地状のわずかな低地が広がる。下流域では、流路を大きく北東方向に転じる現徳島市一宮いちのみや町と名東町境の通称僧都の鼻そうずのはな(馬の鼻)とよばれる地点、および同市国府町延命こくふちようえんめい付近を頂点として、勾配の緩やかな三角洲性扇状地を形成する。

縄文海進期の約六四〇〇年前には鮎喰川紀伊水道に直接注ぎ込んでいたとみられ、徳島市内北部を東へ流れる佐古さこ川・田宮たみや川もかつての鮎喰川の流路もしくは分流と考えられている。

鮎川
あゆがわ

藤岡市の南西境に位置する杖植つえたて(一五二一メートル)付近を水源地とする(調査のたびに湧水地が変わり真の水源は定かでない)日野谷ひのやつを東流し、金井かないで北に流れを変え平井ひらい地区・美土里みどり地区を流れて上落合かみおちあいかぶら川に合流する。全長三三・八〇九キロ。文明一八年(一四八六)藤岡周辺を訪れた聖護院道興は、「廻国雑記」に「あひ川、かみ長川などさまざまの名所を行々て」と記している。「国志」には年魚川とあって、「此川鮎魚を産す、美味なり、因て名焉」とある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鮎川」の意味・わかりやすい解説

鮎川
あゆかわ

宮城県東部,石巻市の南東にある旧牡鹿町の中心地区。旧町名。牡鹿半島の先端に近い漁港で,鮎川浜ともいう。かつては捕鯨基地だった。金華山網地島,石巻などへの船便がある。牡鹿コバルトラインの終点で,三陸復興国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「鮎川」の意味・わかりやすい解説

鮎川
あゆかわ

宮城県東部、石巻市(いしのまきし)東部の一集落。旧鮎川町。明治末期から近海捕鯨の基地として大いに繁栄した。家族旅行村オートキャンプ場などがある。

[編集部]

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世界大百科事典(旧版)内の鮎川の言及

【牡鹿[町]】より

…平地がほとんどなく,産業の中心は漁業である。中心集落の鮎川は牡鹿半島の南端にある漁業集落で,明治末期に大手捕鯨会社が進出して以来,近海捕鯨の基地になっている。半島の沿岸や網地島には13の漁港があり,沿岸漁業やワカメ,カキなどの養殖が行われる。…

※「鮎川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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