御監(読み)ゴゲン

デジタル大辞泉 「御監」の意味・読み・例文・類語

ご‐げん【御監】

馬寮めりょうを総裁した職。左右各一人で、近衛大将このえのだいしょうが兼任した。うまのつかさ。
親王家家司けいし上官

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精選版 日本国語大辞典 「御監」の意味・読み・例文・類語

ご‐げん【御監】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 左右馬寮(めりょう)職名の一つ。左右各一人あって、左右馬寮のことを総裁するもの。近衛大将の兼任。
    1. [初出の実例]「左右馬寮御監事、上卿奉敕、仰下寮官人」(出典西宮記(969頃)一五)
  3. 親王家の家司(けいし)の上官。左右兵衛府(ひょうえふ)の尉(じょう)、すなわち三等官などが勤めた。
    1. [初出の実例]「三品朝原内親王献白雀、御監及家司等、賜物有差」(出典:類聚国史‐一六五・雀・延暦一六年(797)六月辛酉)

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