御針(読み)オハリ

精選版 日本国語大辞典 「御針」の意味・読み・例文・類語

お‐はり【御針】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 「針」を丁寧にいう語。〔和英語林集成初版)(1867)〕
  3. 裁縫をする人。遊里商家に雇われて針仕事をする女。おはりこ。おはりめ。お針女中。
    1. [初出の実例]「桜山りんきのつよいお針(ハリ)にはくろがねの身もたまりこそせね」(出典評判記・難波立聞昔語(1686)桜山林之助)
  4. ( ━する ) 裁縫をすること。針仕事。
    1. [初出の実例]「お針して秋も命の緒を繋ぎ〈古益〉 琴引く娘八つになりける〈芭蕉〉」(出典:俳諧・元祿風韵(1704‐25頃)花園貞享四江戸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む