御鉢が回る(読み)オハチガマワル

デジタル大辞泉 「御鉢が回る」の意味・読み・例文・類語

御鉢おはちまわ・る

《人の多い食事の席で、飯びつが回って自分の所へやってくる意から》順番が回ってくる。「とうとう世話役の―・ってきた」

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精選版 日本国語大辞典 「御鉢が回る」の意味・読み・例文・類語

おはち【御鉢】 が 回(まわ)

  1. 順番がまわってくる。人が多いと飯櫃(めしびつ)がなかなか回ってこないからという。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「おれが番か、ありがたい。やっとの事でお鉢が廻って来た」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)

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とっさの日本語便利帳 「御鉢が回る」の解説

お鉢が回る

順番が回ってくる。「お鉢」は飯櫃(めしびつ)のこと。飯櫃が回って、飯をよそう順番が来ること。人が多いと順番がなかなか回ってこないことから。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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