お‐はち【御鉢・御櫃】
- 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
- ① 寺院の供米(くまい)。転じて、飯を入れておく木製の器具。めしびつ。おひつ。〔女中詞(元祿五年)(1692)〕
- [初出の実例]「御櫃(オハチ)の蓋を開けて、夫の飯を盛(よそ)ひながら」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉三)
- ② 火山の火口。特に富士山頂の噴火口跡。
- ③ 順番。→お鉢が回る。
- [初出の実例]「妻君が急病でね、お鉢の逆戻りさ」(出典:古い玩具(1924)〈岸田国士〉第二場)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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