日本歴史地名大系 「御門前松原町」の解説 御門前松原町ごもんぜんまつばらちよう 石川県:金沢市金沢城下第五連区御門前松原町[現在地名]金沢市香林坊(こうりんぼう)一丁目・尾山町(おやままち)仙石(せんごく)町の北西に続き、北東へ延びて御門前西(ごもんぜんにし)町に続く。内総構堀に沿った片側町で、東は堀を挟んで城地、西は南(みなみ)町。もと松原町と称し、佐久間盛政時代にあった町の一つといわれる。城側には不明(あかず)御門(不開門)があり、「三州志来因概覧付録」は、門の本名は松原口門で、一向一揆の時代は街尾で松が多く、当時から松原町と称したと伝える。寛永二〇年(一六四三)城内に東照宮の別当寺神護(じんご)寺が建立された際、その門前となったため西町の一部とともに御門前町と称した(町奉行より出候町名)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by