微温火(読み)ヌルビ

デジタル大辞泉 「微温火」の意味・読み・例文・類語

ぬる‐び【微温火/緩火】

火気の弱い火。とろ火
箱火鉢には、―に大きな土瓶が掛かっている」〈鴎外ヰタ‐セクスアリス
[類語]強火中火弱火とろ火

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精選版 日本国語大辞典 「微温火」の意味・読み・例文・類語

ぬる‐び【微温火】

  1. 〘 名詞 〙 火気の弱い火。とろび。
    1. [初出の実例]「箱火鉢には、文火(ヌルビ)に大きな土瓶が掛かってゐる」(出典ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)

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