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土瓶 とうびょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

土瓶
とうびょう

日本の中国,四国地方でいう憑物 (つきもの) の一つ。当廟とも書き,トンボ神,トンベ神などともいう。本体は小さなへびまたはきつねと信じられている。首に黄色い輪をもつ,75匹が一塊になっている,これをかめの中に入れて土中または床下で養う,などといわれる。一般の家ではこの神をもつとされる家とは通婚を忌み,物の貸借もしない。 (→憑依 )  

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デジタル大辞泉の解説

ど‐びん【土瓶】

茶を入れたり、湯をわかしたりするのに用いる陶製の器。胴に注ぎ口がつき、肩の両側の耳につるをかけたもの。

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大辞林 第三版の解説

どびん【土瓶】

陶器の一。丸い胴の一方に口がつき、肩の両側に耳をつけその間につるをかけたもの。茶を入れたり薬を煎せんじるのに用いる。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

どびん【土瓶】

湯茶を沸かしたり薬をじたりするのに用いる、注ぎ口とつるのついた陶製の容器土瓶蒸しに用いるものもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

土瓶
どびん

陶製、まれには磁製の茶沸かし、または湯沸かし用具。胴から突き出た注(つ)ぎ口をもち、つるが付属している。名称が文献に現れる早い例として『兵範記(へいはんき)』仁安(にんあん)3年(1168)11月21日条に「瓶子(へいじ)には土瓶を用い」と記す。しかし、訓はさだかではないし、ここでは後世の銚子(ちょうし)のような酒器をさしている。のちに、文明(ぶんめい)本『節用集(せつようしゅう)』をはじめとする室町時代中期以降の古辞書類にもみえるから、その名称は室町時代以降一般的になったようである。ただしその用途は、前述のとおり酒器であり、現在のような茶用の土瓶の出現は、江戸時代以降、飲茶の習慣が一般的になってからのことと考えられる。「どびん」という読み方については、『節用集』に訓を収め、また『日葡(にっぽ)辞書』にもDobinと表記されている。ただ江戸時代には「どひん」とよばれていた地域もあり、江戸時代中期の方言辞書『物類称呼(ぶつるいしょうこ)』には常陸(ひたち)・出雲(いずも)・四国を例にあげている。また『皇都午睡(こうとごすい)』には、上方(かみがた)では「どひん」というが、江戸では「どびん」と濁ると記す。[森谷尅久]

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