微視的行動(読み)びしてきこうどう(その他表記)microscopic behaviour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「微視的行動」の意味・わかりやすい解説

微視的行動
びしてきこうどう
microscopic behaviour

生体の筋や腺などの顕微鏡的構造を単位として構成された器官の活動になぞらえて定義された微少な行動巨視的行動に対する用語。たとえばアメリカ社会心理学では,室内に集められた少人数の実験集団にみられる行動を微視的行動,社会における集団行動を巨視的行動として対比し,両者の間に関連性をみようとする研究が盛ん。さらに行動の解発要因を生理的単位に還元しようとする方法論的立場も意味するようになったが,一般には分子的行動と同義に用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む