徳をもって人に勝つ者は昌え、力をもって人に勝つ者は亡ぶ(読み)とくをもってひとにかつものはさかえちからをもってひとにかつものはほろぶ

精選版 日本国語大辞典 の解説

とく【徳】 を もって人(ひと)に勝(か)つ者(もの)は昌(さか)え、力(ちから)をもって人(ひと)に勝(か)つ者(もの)は亡(ほろ)

  1. ( 「史記‐商君伝」に引く逸書の「恃徳者昌、恃力者亡」によることば ) 徳行をもって人を随順させるものは栄えるが、威力権力武力などの力で人を屈服させるものは滅びる。〔明文抄(13C前)〕
    1. [初出の実例]「古人のことばにもとくをもって人にかつものはさかへ、ちからをもって人にかつ物は、ついにほろぶと見えたり」(出典:曾我物語(南北朝頃)四)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐魯恭伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む