20世紀日本人名事典 「徳丸作蔵」の解説 徳丸 作蔵トクマル サクゾウ 明治期の外交官 生年万延1年12月(1861年) 没年大正2(1913)年12月10日 出身地肥後国(熊本県) 経歴年少の頃、鳩野茂庵の門に学び、のち東上、明治17年天津に渡り帰国後、日清戦争には陸軍通訳官、30年外務省の通訳生となり、30年から北京公使館に赴任。31年2等通訳官に進む。31年戊戌の政変では弾圧された康有為・梁啓超らを保護し、33年義和団の乱(北清事変)では西徳二郎公使と共に北京に籠城する。のち重慶副領事を経て、領事を務め、汕頭領事に転じた。中国在住10数年に及び、大正2年鎮海で没した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「徳丸作蔵」の解説 徳丸作蔵 とくまる-さくぞう 1861*-1913 明治時代の外交官。万延元年12月生まれ。陸軍通訳官から外務省の通訳生となり,明治30年から北京公使館に勤務。戊戌(ぼじゅつ)の政変では,弾圧された梁啓超(りょう-けいちょう)らを保護し,義和団の乱では西徳二郎公使とともに北京に籠城(ろうじょう)。のち重慶・汕頭(スワトウ)の各領事をつとめた。大正2年12月10日死去。54歳。肥後(熊本県)出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by