徳宝寺(読み)とくほうじ

日本歴史地名大系 「徳宝寺」の解説

徳宝寺
とくほうじ

[現在地名]柳田村上町

樽子たるこ山の南斜面、山根やまねにある。尊公山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。もと佐野さの(現輪島市)にあった天台宗四ヵ院中の一院で、のち真言宗に転宗し、永禄三年(一五六〇)棟慶の時に真宗に改宗。天正一〇年(一五八二)土豪本郷五郎左衛門正信の招請により、五郎左衛門分ごろうざえもんぶん村に移り、その地にあった安楽あんらく寺と合寺したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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