日本歴史地名大系 「徳居村」の解説 徳居村とくすいむら 三重県:鈴鹿市旧奄芸郡地区徳居村[現在地名]鈴鹿市徳居町越知(おうち)村の西、中(なか)ノ川右岸の河岸段丘上にある。「吾妻鏡」文治三年(一一八七)四月二九日の条には「本得末名 長法寺五郎、新得末名 曾井入道」とあり、対岸長法寺(ちようぼうじ)にいたと思われる長法寺五郎、三重郡曾井(そい)(現四日市市)にいたらしい曾井入道がいずれもこの地の地頭であった。応永三一年(一四二四)七月一六日付足利義持の御教書(東大寺尊勝院文書)に「寄附東大寺八幡宮 伊勢国安芸郡徳末名同郡司職田(下略)」とあって、この地が東大寺八幡宮に寄進され、その奉行職は尊勝院僧正光経が執行すべしとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by