徳永正報(読み)トクナガ セイホウ

20世紀日本人名事典 「徳永正報」の解説

徳永 正報
トクナガ セイホウ

大正・昭和期の労働運動家



生年
明治34(1901)年2月1日

没年
昭和41(1966)年3月4日

出生地
愛媛県新居郡中萩村(現・新居浜市)

学歴〔年〕
高小卒

経歴
大正6年ロシア革命を聞いて社会主義に共鳴し、7年大阪に出、大阪電燈などに勤めながら友愛会に参加。多くの労働争議に参加し、10年上京。11年東京鉄工組合曙支部を結成して争議を指導。14年総同盟京浜出張所長に就任し、評議会と対立しながら組織化をすすめた。昭和3年東京にもどり中央合同労働組合の組合長に就任。以後10を越える組合の長を兼ね、百数十件の争議に関係。戦後社会党に入党したが、22年頃から運動を離れ、日本労働会館理事などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「徳永正報」の解説

徳永正報 とくなが-せいほう

1901-1966 大正-昭和時代の労働運動家。
明治34年2月1日生まれ。大正7年友愛会にはいり,阪神地方で活動。10年上京し,京浜地方で総同盟に属しておおくの労働組合の組合長をかねる。戦後,総同盟新潟県連会長,国の行政監察委員などをつとめた。昭和41年3月4日死去。65歳。愛媛県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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