徳行村
とくぎようむら
[現在地名]甲府市徳行一―五丁目・貢川本町
上石田村の西、富竹村の南にある。中央を北東から南西に戸田街道が貫通し、家居は道沿い東側に多かった。「一蓮寺過去帳」には永享一二年(一四四〇)と推定される三月五日没の音阿弥陀仏、文明一八年(一四八六)一月四日没の春阿弥陀仏にそれぞれ「徳行」と注記される。永禄六年(一五六三)と推定される亥の七月六日の武田信玄印判状(保坂達家文書)によると竜王川除堤防備のため人足が徴用された近郷のうちに徳行が含まれる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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