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普請役 ふしんやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

普請役
ふしんやく

江戸時代,建築物築造土木工事などにあたって徴発された課役家臣領民に課することを原則とした。普請役には,(1) 幕府が諸藩に課す御手伝普請,(2) 領主が家臣に課するもの,(3) 幕府および諸藩が領民に課するものの3形態があった。夫役徴発を原則としたが,米納銭納などの代納が多かった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふしんやく【普請役】


[中世]
 戦国大名が築城工事や堤防,堰,用水路,橋,道路などの修築のため,家臣や領国民に賦課した課役。家臣にとっては大名に対する軍役奉仕の一つであり,領国民には陣夫役などと並ぶ夫役の一種であった。相模の後北条氏の領国では大普請役といい,村々の貫高(年貢高)を基準に賦課したが,駿河今川氏は四分一役(しぶいちやく)といい,棟別(家数)を基準に賦課している。このように賦課方法は各戦国大名によりさまざまであるが,大別して貫高か棟別かの二つに分けることができる。

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大辞林 第三版の解説

ふしんやく【普請役】

江戸時代、建築・堤防造営などの土木工事の際に各大名・武士・領民などに課せられた労働動員。

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世界大百科事典内の普請役の言及

【御手伝普請】より

…その賦課基準は石高で,例えば1594年(文禄3)の伏見城築城の際,徳川家康は役高1万石につき24人の人足を課せられている。なお普請役負担者には扶持米が支給された。 江戸幕府のもとでの普請役動員は開幕直後の江戸城下町建設にあたって大名から役高1000石につき1人の人足(千石夫)を徴したのに始まる。…

【役高】より

…日本近世において,大名以下に賦課される軍役普請役の量は石高を規準として定められたが,これを役高という。領知・知行高がすなわち役高である場合と,これとは別に設定される場合とがあった。…

※「普請役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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