徴兵制〔フランス〕(その他表記)levée/conscription

山川 世界史小辞典 改訂新版 「徴兵制〔フランス〕」の解説

徴兵制〔フランス〕(ちょうへいせい)
levée/conscription

国民兵役を強制して必要な兵力を調達する徴兵制は絶対王政下にも試みられたが,大規模に計画され制度的にも定着するのは革命期である。フランス革命危機を迎えた1793年2月には30万人の徴兵が行われた。この徴兵を嫌い西部では反乱が生じている。また同年8月には,戦争内乱に対処するべく全フランス人を祖国防衛のため動員する一種の国民総動員令が出された。その後も戦争の継続とともに,帝政期を通して徴兵が行われた。98年には義務兵役制が定められている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む