心の注連(読み)こころのしめ

精選版 日本国語大辞典 「心の注連」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 注連(しめ)

  1. ( 「注連」は占有しるしの縄 ) 心で、はいらせまいと思うこと。立ち入り禁止の心づもり。
    1. [初出の実例]「さを鹿の朝たちすだく萩原に心のしめはいふかひもなし」(出典:和泉式部集(11C中)上)
  2. 身を慎んで心から神に祈ること。「かける」を伴うことが多い。
    1. [初出の実例]「しるやいかに君をみ嶽の初斎(はついもひ)心のしめも今日かけつとは」(出典長秋詠藻(1178)下)

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