心は二つ身は一つ(読み)ココロハフタツミハヒトツ

デジタル大辞泉 「心は二つ身は一つ」の意味・読み・例文・類語

こころふたひと

あれもこれもと望むのだが、自分のからだは一つしかなく、思うにまかせない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心は二つ身は一つ」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 は 二(ふた)つ身(み)は一(ひと)

思いはあれもこれもと双方に引かれるが、わが身は一つで思うに任せないこと。
説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一三「さてひとつのそのみは、きみのちゃうどのに、もどしたや、さてひとつのそのみはの、このがきあみがくるまもひいて、とらせたや、こころふたつ、みはひとつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「心は二つ身は一つ」の解説

心は二つ身は一つ

あれもこれもと思いは二つあるが、体はひとつで思うに任せない。

[使用例] 心は二つ、分けられぬ身なれば恩愛の重きに引かれて[樋口一葉大つごもり|1894]

〔異形〕心二つに身は一つ

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android