必要悪(読み)ヒツヨウアク

デジタル大辞泉 「必要悪」の意味・読み・例文・類語

ひつよう‐あく〔ヒツエウ‐〕【必要悪】

よくないことではあるが、組織社会などにとって、やむをえず必要とされること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「必要悪」の意味・読み・例文・類語

ひつよう‐あくヒツエウ‥【必要悪】

  1. 〘 名詞 〙 よくないことではあるが、社会や世の中にとって必要で、なくすわけにいかないものやこと。
    1. [初出の実例]「国家というものは、〈略〉無くてすめば、それにこしたことはない。しかし、泥棒や火事の警戒という点からいっても、実際上、どうしても国家は必要である。それは、いうならば、必要悪である」(出典:憲法講話(1967)〈宮沢俊義〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む