精選版 日本国語大辞典 「忍倹飩」の意味・読み・例文・類語 しのび‐けんどん【忍倹飩】 〘 名詞 〙 ( 「倹飩」は「倹約饂飩(うどん)」の略という ) 江戸時代、江戸でけんどんそばを持ち運ぶのに用いた長方形の箱。中にしきりがあって、広い方にそばきり、狭い方に汁つぎの箱や薬味などを入れた。[初出の実例]「忍倹飩 藪入や二階へ二膳しのふ山〈欣宇〉」(出典:俳諧・江戸名物鑑(1771)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例